日曜日, 9月 28, 2008
西洋占星術
鳥の他に好きなものは占い。西洋占星術の入門書を
読んだり、ネットで占い師さんたちのHPを見たり。
でも、まじめに占うのではなくて、気になる有名人や
知人のホロスコープをひそかに見ている。
自分のも読んだことあるけど、当たってない。
有名人のは、当たっていることが多いような気が
する。有名になる人は、普通の人とは違う何かが
あるから名前を知られるようになるのだけれど、
その何かが、「自分の生まれた星の通りに生きて
いる」ということかもしれない、などと思う。
有名人と同じ日に生まれたけど平凡だ、という
人もたくさんいると思うけど、同じ出生図を持って
いても育つ環境や人間関係によっては、自分の
ホロスコープと全然合わない生き方をするかも
しれない。
以前よく見ていたのは、イギリス王室の人たちの
ホロスコープ。生まれた時間まで公表されているし、
何世代もさかのぼって出生図を見られるサイトがある。
そのサイトを漁っていて気がついたこと。
MCの近くに木星か土星がある人や、グランドトライン
がある人が多い。
グラトラは、いかにも幸運の大三角形という名前の
通り、高貴な家柄に生まれついたというその事だけ
でも「当たってる」と言える。チャールズ皇太子と
妹のアン王女が出生図にグラトラを持っている。
面白いのは、MCに木星または土星の人たち。
エリザベス女王はMCに土星。二人の孫のうち
ウィリアム王子がMCに木星、ハリー王子がMCに
土星。女王と同じということでハリー王子が後継
者になるのでは、という占い師さんもいるようだが…
英王室は、長男ではない人が王位を継ぐ、という
事が3代続いている。
今の女王のお爺様は次男だったが、長男(皇太子)
が早死にしたので王位を継いだ。この王様はMCに
木星があった。
次の世代にも似たようなことが起こる。つまり
本来の皇太子が王位を放棄してしまい、次男
(現女王の父)が王様になった。この王様にも
MCに木星がある。
現女王は、父王に王子がいなかったので、
その場合には最年長の王女が継ぐという英王室の
規則があったので、女性だけど王位を継いだ。
そして彼女はMC土星。
それ以前の王様たちは、生れながらの後継者で
順当に王位についた人ばかりで、MCと木星土星は
離れている。
ということは…
MC木星もMC土星も、単純に王位継承者の運命を
示すのではなく、生まれた時より高い地位を与え
られる運命、と読むことができる。木星は社会への
奉仕を表し、土星は義務と忍耐を表すので、両方
とも「社会的に頑張る運命」と読める。
皇太子と違い、次男以下は、王になるための
教育や義務が降って湧いてきたら、かなり意識
して頑張らないといけない。普通の人が出世する
ために努力していくのと同じ構図になる。
でもそうすると…ウィリアム王子は王位継承者
なのに、「出世して社会的に奉仕する」という
意味のMC木星を持つことになる。
MC土星のほうは、実は現女王の他に、女王の妹の
故マーガレット王女と、その娘さんの出生図にある。
女性ばかりだ。
加えて、MC木星については第二継承者なのに
王になるという意味にとっていい状況が揃っている
が、土星についてははっきりしない。例が一つしか
ないうえに、きょうだい揃って持っているから。
ウィリアム王子が生まれついた地位と違う肩書を
得て、同時に出世するなんて、あり得るかな?
イギリス王よりも偉い地位?
MC木星の二人の王様は、お兄さんが継がなかった
から、王になった。これをウィル王子の場合は、彼の
前に王になるはずの父親のチャールズ皇太子が
王にならず、王子が現女王のすぐ次に即位するとも
考えられる。でも、その場合でも「本当は王になる
はずじゃなかった」傍系とは違う。父を飛び越えるか
飛び越えないかの違いだけで、どちらにしても即位
する運命にある。
本気で占いが当たるとは信じてないんだけど、
英王室だけは、見ていると面白い。