木曜日, 10月 16, 2008
本屋とピアノ(とセキセイインコ)
昨日、第二の最寄り駅まで出かけて行った。
最寄り駅がたくさんあるので、順番付けてるんだけど、
距離じゃなくてバスの便の順番につけてるので、第二
最寄り駅とはいっても、一番遠かったりする。
目的は雑誌をいくつか見て、テレビ誌を見て、占いの
本を買うこと。駅ビルの近くに大きな本屋が2軒ある。
そのうちの一軒では、いつも音楽が流れている。
いつもピアノ曲。曲名はわからない。練習曲なのかな?
速いテンポの難しそうなのが多い。
でも、不思議と聴き入ってしまう。綺麗な音で綺麗な弾き
方で・・・
でも、普段私はピアノやバイオリンは聞いてても退屈して
しまうほうだ。これ以上ないと言うほど美しい音のプロのCD
聞いていて、そんな状態だから、それがなぜ、一番退屈
そうな練習曲風のピアノに聴き入ってしまうのか・・・
あまり有名な曲は聞いたことが無かったが、昨日は「展覧会
の絵」がかかった。
この曲は、昔アマチュアオケでやったことがあるので、聴き
入る曲の一つ。
アマチュアだから、数回のリハでもう演奏会などという芸当は
できないから、半年かけて練習する。だから一度演奏会で
弾いた曲は、総譜に近い形で記憶に入っているようだ。
耳の傍で何度も鳴り響いたいろんなメロディーが自然に
頭の中で鳴り出す。
「展覧会の絵」は、ピアノだけど聞いているとオケの音が聞こ
えてくる。ピアノがオリジナルなのに、聴きながら「ああ、ここ、
オケっぽく上手く表現してるな」などと思ってしまう。
本末転倒。
その「展覧会の絵」を聞いていて、気がついた。
ボリュームが平坦になっていた。最大の音量はミュートが
かかったように柔らかく、最小の音量ははっきり聞こえる
ようになっていた。
それでも十分、強弱がはっきりして、情感がこもっている。
速いパッセージの連続を、ひたすら弾き続ける音が、何か
に似ている・・・
ひたすら・・・歌い続ける・・・
セキセイインコ・・・・
さえずりモードに入って、じっとしたままグジュグジュ
キュルキュル複雑な鳴き方をずーっと続けている
セキセイインコを連想した。