金曜日, 10月 24, 2008
テレビドラマ
テレビドラマを毎日のように見ている人たちがいる。今は女性に
人気のあるアイドル系俳優が多いから、視聴者層も女性が中心
になっている。
中井貴一さんが新しいドラマについて、今は人気者のドラマが
主流だけれど、これは俳優のドラマだ、と発言したそうな。
すいません、私、この人は親の七光りなうえに兄弟の下のほうが
芸能界では重宝されるという法則に乗っ取って、順調にキャリア
を積んだだけの人だと思うんですけど。いわば、俳優界のお貴
族様ですね。貴族にとって、卑賤なアイドル上がりの俳優たちが
活躍していることはお気に召さないのでしょう。
貧民なわたくしは、もうこれだけでこの人イヤになりました。
硬化した貴族階級が生み出すものには限界がある。
比べちゃいけないけど、阿部寛さん。彼はモデル出身で容姿に
は恵まれていたけど、それだけでは通用しないということを身を
持って体験して、今は立派な俳優さんです。両親は俳優では
なく、その意味では家系的にはサラブレッドとは言えません。
生まれつきの資質には恵まれていたけど、それがむしろ邪魔に
なる世界で立派に活躍されています。
そして、たっくん。家系は、ふっつ~のおうち。芸能界とは全く
関係ない。その意味では先祖運はゼロ。
生まれつきの容姿は良かったから、それだけは幸運だったけど、
同じように容姿の良いライバルがごまんといる場所で勝ち抜いて
きたんですね。
彼の事務所は業界では大手だけど、お貴族さま方だって業界
全体にしっかりした人脈が親の代からあるから、同じ条件だと思う。
それに、かの事務所の方針では、一人だけ飛びぬけた存在は
不要とのことで押さえが入る。売れているからと言って単純に
後押しだけしてもらえるところじゃない。日本アカデミーの辞退を
見てもわかる。
事務所内の抑え込みに加えて、彼は常に3流誌の標的になる。
それも、自分の落ち度だけではなく、事務所全体を貶めたい
連中から代表として貶められる。
こんな条件で、いまだに存在感を失っていないのは、彼の映像が
良いからだ。10年前の物でも新たに視聴者を獲得し続けている。
だいたい、山田作品に主演して、山崎豊子原作のドラマであんな
数字をあげている男優を、どうして演技力が無いと言えるのか、
そっちの方が不思議。
どう考えても、変だ。
木村拓哉が勢いを失うと、得をするのは誰か?
彼の事務所が勢いを失うと、得をするのは誰か?